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禅の本質が、この4つの禅語に凝縮されている。

禅宗は、悟りを開くということを唯一の目的にしています。経典の言葉によるのでなく、自ら直接体験することによってのみ悟りが得られると考えられています。こうした禅の思想を凝縮させ言い当てたのがこの四聖句なのです。これらの4句は、禅宗を確立したと言われる達磨大師の死後、全問各宗にて掲げられ「達磨の四聖句」として定められました。
それではご紹介していきましょう。

01

不立文字(ふりゅうもんじ)

経典の文字にたよらないで,師の心から弟子の心へと,直接に悟りの内容を伝えてゆくという教えだそうです。悟りの境地は言葉や文字で伝えることができないので、座禅を組んで実感せよということです。

02

教外別伝(きょうげべつでん)

教えの他に伝えるものがあるわけではなく,その神髄を師から弟子へ心に直接伝達することが大切だとする考え方だそうです。不立文字と言ってることは似てますね。

03

直指人心(じきしじんしん)

他人の心ばかりを気にせずに、自分の心をまっすぐに見つめることで自分の可能性を掘り起すべしという教えだそうです。自分のことを見つめる先に悟りの境地があるのですね。

04

見性成仏(けんしょうじょうぶつ)

自分に本来そなわっている「仏となりうる性質」 (仏性) を発見して,悟りを開き,仏となることを意味しているそうです。自分の中にもそんな性質があるのでしょうか?あると信じたいです。


【まとめ】

以上、禅を語る上で欠かせない四聖句のご紹介でした。今回色々調べながら「考えるな、感じろ!」というブルース・リーの名言を思い出しました。ブルースも禅の造詣が深かったのでしょうか?